E検定 ~電気・電子系技術検定試験~ は、若手から中堅技術者までを対象とし、電気・電子系技術者の幅広い知識・スキルを測定する検定試験です。電子回路や電気回路、半導体やコンピューターから設計・計測などエレクトロニクスに関わる範囲で技術者の相対評価を行います。

【 主 催 】

この検定試験は、電気・電子系技術者育成協議会が主催しております。

電気・電子系技術者育成協議会は、電気・電子系技術者の技術向上に係わる活動を通じて、参画者による意見交換、有識者・学識経験者へのヒアリング、求める電気・電子系技術者像の定義や電子・電気分野を体系的に網羅した教育プログラムの提案を行っています。                                    >> 主催者について

【 後 援 】

この検定試験は、一般社団法人 日本電気協会(以下、日本電気協会)によって後援されています。

日本電気協会は、明治25年に創立された日本で唯一の電気関係総合団体です。情報化が進む現在、多様化するニーズ、課題に役立つ新たな事業活動に取り組んでいます。全国10地区に支部を設け、学識経験者や電気に関連する企業など約4,000社の会員企業で構成されています。

ねらい

デジタルとITへの偏重によりデジタル・ソフトウェア系技術者の育成が盛んになる中、電気・電子系ハードウェア(アナログ)技術者の育成には力が注がれませんでした。その結果、我が国のものづくりの技術は低下し、海外依存が進み、さらに技術力が低下するという負のサイクルを生んでまいりました。一方、日本の得意分野である電気自動車やエコプロダクツなど新しい技術・製品の創造を軸とした産業には、ハードウェア技術とソフトウェア技術の融合が必須であります。技術者も多様なニーズに応えるために必要な知識をいかに短期間で習得し、応用できるかが重要となります。 このような背景の中、「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」は、技術者が分業化によって狭められてきた担当業務の枠を超え、新しい発想により時代が求める製品を生み出す原動力となるよう、幅広い知識を継続的に身に付けるきっかけとなることをねらいとしています。

特長

本試験は、数十年の電気回路、半導体回路設計・製品開発経験を持つ現場の技術者によって作成されました。学問としての机上知識ではなく、設計の実務経験において培われた技術知識の習得と、実務の優先度に応じた設計手法の取捨選択やそのノウハウを育成することに重点を置き、部署間・職種間・企業間で技術者が持つスキルを客観的に可視化・比較します。

メリット

  • 電気・電子系分野での知識量だけでなく、知識応用レベルと問題解決能力を可視化することができます。
  • エレクトロニクスに関わる分野全般でバランスよく知識とスキルを測るため、あなたの長所や弱点が明確になります。
  • 技術者としてのキャリアと目標を達成するために強化すべき知識やスキルを把握できます。
  • 時代が求める製品を生み出すために新しい発想力が要求される今日、新しい発想に必要とされる多様な知識力を高めるきっかけとなります。

想定される受験者像

対象となる業種、業態

  • 電気・電子機器製造業
  • ソフトウェア・IT業界
  • 自動車産業
  • 家電製品メーカー
  • 通信業界
  • エネルギー産業
  • その他、電気・電子の機器開発等に関わる企業や団体、及び学校

対象となる受験者の職業、職種

  • 電気・電子エンジニア
  • システムエンジニア
  • ハードウェアエンジニア
  • ソフトウェアエンジニア
  • 研究開発職
  • 製造業の技術職
  • ITコンサルタント
  • その他、電気・電子に関わる企業の方や団体職員、及び学生